基本の炒飯(チャーハン)

基本の炒飯(チャーハン)
今回はベーシックな炒飯(チャーハン)のレシピを紹介します。 
炒飯は具や味付けのバリエーションが非常に多く、それだけに「基本的なチャーハン」といっても数えきれないほどのレシピが存在します。今回作るのは具材と呼べるものはほぼ入れず、ほぼ「卵とご飯だけ」で作るレシピなので、それらの中でもかなりシンプルな部類に入ります。そのため、初心者向けのレシピとしてよりおススメできるかと思います。

 

美味しい炒飯を作るためのポイント

まずはこのレシピのポイントを紹介します。次のようなことを意識しながら作っていきましょう。

普段より多めに大さじ2程度の油を使ってみましょう

中華料理のイメージというと、油を非常に多く使う料理というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
普段は食材を炒めるためのものというイメージが強い油ですが、この油自体にも結構な旨味があり、この油の旨味を意識することで料理をさらに美味しくすることができます

中華料理では味の素をはじめとして、旨味を前面に押し出した料理が多くあります。
そこで、より旨味を強く引き出すために意識するのがこの油です。油の量を増やすことで、旨味をより強くする、野菜などと炒める際にはとろみの食感を出すなど様々な美味しい効果が得られます。中華料理を作る際には、この油をいつもより多めに入れることを心掛けてみましょう。このレシピでは一人前の炒めものを作る際に大さじ2程度の油を使用しています。
カロリーが高めな食材ですので、油の種類なども見極めながら自分にあった量を探してみてください。
基本的には家庭で一般的に使われているサラダ油で十分ですが、ラードを使うとより本格的な中華料理に近づけることができます。

また、ことチャーハンにおいては後に触れる火力も含めてご飯をパラパラにするために油の要素が非常に重要になってきます。使用している鍋の素材などによっては、大さじ2より多めの油を使った方が成功しやすいことも少なくありません。油が大さじ2でもうまくいかない時はもう少し油の量を増やしてみる、というのも手です。

常に火力を最大にしましょう

「中華は火力が命」といったようなことを耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。ことチャーハンにおいてはこの火力が非常に重要になります。
ご飯がパラパラな炒飯を作るためには、この火力による「熱」と「油」がポイントです。ご飯は熱によってバラけるので、そこに油によるコーティングが行われることでパラパラ炒飯が完成します。熱や油といった点を意識しながら調理してみましょう。もちろん火力が強い分焦げやすくなりますので、手際も非常に大事になります。「塩・コショウ・味の素といった調味料をあらかじめ混ぜておく」「溶き卵や醤油など使う材料を全て手の届く範囲に準備しておく」といった事前準備がとても効果的です。

ご飯は鍋肌に押し付けてほぐしましょう

火力を最大に~というポイントの中で、ご飯は熱によってバラけるという解説をしましたが、その性質をより活かしてご飯をほぐすために、なかばご飯をつぶすような感覚でご飯を鍋肌に押し付けるようにしてほぐすというテクニックがあります。そのため炒める際には菜箸などではなく、お玉やへらを使うのが良いでしょう。可能であれば中華鍋と中華お玉がベストです。ご飯がダマになっている箇所があったら重点的にほぐしてあげましょう。
具体的な手順としては、卵を半熟状態にしたところにご飯を加えます。この手順では、「ご飯と卵を絡める」「ご飯をパラパラにする」という2点を意識してください。ご飯と卵を絡めるには「切るように混ぜる」という方法が効果的です。そのためこの2点を成功させるためには、「切るように混ぜる」→「ご飯を鍋肌に押し付ける」→「切るように混ぜる」→「ご飯を鍋肌に押し付ける」という工程を繰り返す感じになります。
また、炒飯は火が通りすぎてもご飯が固くなってしまいあまりおいしくないので、卵とご飯を入れて炒める工程は2分程度に収まるとよいです。

味の素を多めに入れましょう

前述の油の話でも述べた通り、中華料理では強い旨味がポイントとなります。
このレシピでは味の素<の分量は「7ふり」としており、少し多いと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、単純にこってりとしたラーメンのような強い旨味が好きな人は「10ふり」ぐらい入れても良いかと思います。実際に中華料理店などで行われている味付けは10ふり程度に感じます。材料費も非常に安いレシピなので、何度も試行錯誤して自分の好みの分量を探してみるのも楽しいでしょう。

仕上げにしょうゆを鍋肌に回しかけましょう

料理の仕上げにしょうゆを鍋肌に回しかけると、鍋肌でしょうゆが軽く焦げて、とてもいい風味をプラスすることができます。
このしょうゆが焦げた香りというのが重要なので、しょうゆを風味付けに使用する際は、鍋肌にかけて焦がしてあげことを意識しましょう。
あくまで風味付けですので、軽く鍋肌に一周くるっとかけてあげるだけで十分です。

レシピ(1人前)

それではレシピを紹介していきます。
材料と手順も非常にシンプルです。★の調味料あらかじめ全て調味料ボウルなどに混ぜて用意しておくとよいでしょう。

材料

  • ご飯 1杯分
  •  2個
  • 醤油 適量
  • ★合わせ調味料
    • ★塩 適量
    • ★コショウ 適量
    • ★味の素 7ふり程度

手順

  1. 卵は溶いておく
  2. フライパンを煙が出るまで強火であたため、サラダ油をひく
  3. を入れ、数秒炒めて半熟の状態のところにご飯を加える
  4. ご飯を切るように混ぜ卵と絡める。ご飯がダマになっているところがあったら、ヘラやお玉で鍋肌に押し付けるようにしてほぐす
  5. 全体がほぐれたら★の材料をかけて全体を混ぜ、鍋肌に醤油を回しかける
  6. 完成

応用レシピや関連レシピ

食材や調味料の組み合わせで、塩味風味旨味の3つの要素を揃えてあげることで、美味しい料理を作ることができます。
また、この3つの要素を意識すると、応用レシピや関連レシピを探すことができます

塩味風味旨味の要素となる材料


コショウ、醤油
味の素

このレシピと同じように作れるレシピ

このレシピが作れたら次はこのレシピにチャレンジ!

解説

このコショウ味の素という構成は、大陸系の中華料理店で出されているシンプルに野菜を炒めた料理などでよく使われる味付けの構成です。
旨味「味の素」の解説

 

さいごに

今回は基本の炒飯のレシピを紹介しました。
多くのレシピではネギを入れたり、最初にショウガで香りを出したりといった工程もあるのですが、何よりも手際が大事な料理なのでまず初心者が慣れることを最優先にシンプルなレシピにしてあります。余裕が出てきたらネギやチャーシューを加えてみるといったアレンジをしてみるとよいでしょう。